支援

2021.06.02

「災害時における外部給電車両等の貸与に関する協定」締結式

ここ数年、地震や台風など、過去に例をみないほど自然災害の脅威にさらされている日本。千葉県では、一昨年の台風による広範囲・大規模、且つ、長時間の停電によって、多くの県民が多大な不安と不便を強いられる危機的状況に見舞われました。千葉県オールトヨタでは、こうした状況に対し、これまで各社ごとに市町村レベルで外部給電可能車両の貸与を行ってまいりましたが、このたび、千葉県と「災害時における外部給電車両等の貸与に関する協定」を結び、その締結式を執り行いました。

危機に備え 重要化する官民一体の取り組み

今回、締結された協定は、災害等によって県内に大規模な停電が発生した際、県がコントロールタワーとなり、全県をカバーする形で千葉県オールトヨタ8社に給電可能車両の貸与を要請。それを受けて、車両を県内各地に配備するものです。締結式には、県から熊谷俊人知事、千葉県オールトヨタ8社の代表者が出席し、幹事会社である千葉トヨタ自動車株式会社の出野祥平代表取締役社長が挨拶されました。出野社長から、2018年9月に北海道で起こったブラックアウトや、一昨年、県内で起きた大規模・広範囲・長期間の停電によって得た教訓をもとに、今回の協定締結へと至った経緯が説明され、熊谷知事からは、動く蓄電池としての給電可能車両の有用性と、協定締結への尽力に対する謝意が述べられました。




締結式に参席した、後列左から、トヨタモビリティパーツ株式会社 千葉支社・島田俊秀支社長、株式会社トヨタレンタリース新千葉・豊田好夫代表取締役副社長、ネッツトヨタ千葉株式会社・倉形諭代表取締役副社長、ネッツトヨタ東都株式会社・金久保茂実代表取締役常務、株式会社トヨタレンタリース千葉・浅野文夫代表取締役社長、前列左から、トヨタカローラ千葉株式会社・岡田誠代表取締役社長、千葉トヨタ自動車株式会社・出野祥平代表取締役社長、熊谷俊人千葉県知事、千葉トヨペット株式会社・清水貞弘代表取締役社長。


いざというとき クルマが電力になる時代

締結式の終了後は、場所を本庁舎前に移して給電のデモンストレーションを実施。対象車種となっている、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」と、プラグイン・ハイブリッド自動車(PHV)「プリウスPHV」から実際に電気製品への給電を行い、その実力を披露しました。