イベント 教習

2019.11.19

「交通安全&地域貢献プロジェクト@佐倉市 岩名運動公園」

佐倉市におけるスポーツの中心的施設として親しまれている岩名運動公園。立冬を過ぎてなお、深い緑を残すその一画、球技場の駐車場スペースを利用して、高齢者向けのサポカー体験会が開かれました。雨上がりの空に時折り吹く寒風さえ心地よく感じさせるほど、会場は参加者の皆さんの好奇心が生み出す熱気に包まれました。

「時代が求めるサポカーのニーズ」

主催者代表挨拶では「これを機に、交通事故の被害者にも加害者にもならないようにお過ごしいただけたら」と、佐倉市土木部道路維持課・佐々木課長からの言葉に大きく頷かれた参加者の皆さん。また、第2部冒頭挨拶では「技能低下を自覚されたドライバーの皆さんには免許返納を勧めているが、交通手段の問題等でマイカーが不可欠な方にとって、サポカーはひとつの手助けとしての選択肢を与えてくれるのでは」という佐倉警察署 松田交通課長からの示唆も。ドライバー自身の運転技能の維持に加え、“被害軽減”に力を発揮する安全サポート機能は、ますます必要とされています。

「ますます近づく“車を超えた”の車の時代へ」

 参加者の皆さんは「自動(被害軽減)ブレーキ体験」「踏み間違い時サポートブレーキ体験」「車の死角体験とブラインドスポットモニター体験」「ゴーグルを用いた飲酒疑似体験」「反射材ブレスレット作り」「佐倉警察署や佐倉市危機管理室による防犯レクチャー」をグループごとのローテーションで体験。車の死角体験では「こんなにも見えていなかったのか!」と大きな驚きの声も上がりました。ここ最近、災害時の電力供給源としても注目が集まるプラグインハイブリッド車(今回はプリウスPHV)を使用した映像モニターへの給電も実演。車の新たな可能性としてご紹介しました。



「楽しみから得る学びと理解」

インタビューに応じていただいた佐倉市土木部道路維持課・前田翔平主事によれば、65歳以上の高齢者が人口の約3割を占める佐倉市において、本イベントは大変有意義であり、千葉県オールトヨタの協力を得て、より皆さんに喜んでいただける形のイベントとなった、とのうれしいお言葉が。体験のひとつに、愛知工業大学名誉教授で医学博士の石垣尚男先生が開発したクイックステップトレーナーも登場。童心に返って得点を競いながら、目(認知)と足(筋力)の連動性を高める運動に一役買いました。石垣先生曰く「運転だけでなく、転倒防止にも効果的」とのことです。