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2025.11.04

10月19日(日)第46回九都県市合同防災訓練@ 『海上自衛隊 館山航空基地 防災フェア2025』会場


厳しい暑さに見舞われた夏もようやく一段落し、束の間の秋風を感じる季節がやってきました。毎年9月1日の「防災の日」を中心としたこの時期、大規模な地震発生を想定した「九都県市合同防災訓練」が各所で行われています。千葉県では、海上自衛隊館山航空基地を会場として10月19日(日)に開催され、県民の防災意識啓発と防災関係機関の災害対策強化が図られました。千葉県オールトヨタは、訓練と並ぶもうひとつの柱として広大な会場の一角を占める展示・体験ゾーンにテントブースを構え、2台のPHEV車による給電デモンストレーションを実施しました。

「年に一度の大イベント 見て・体験して・学ぶ」

 この合同訓練は千葉県、館山市、公益財団法人千葉県消防協会の主催により、県や市のほか、警察、消防、自衛隊、医療関係団体、ボランティア団体など、約100の機関が参加する大規模なものです。ヘリコプターや特殊車両も出動した救出救助訓練やライフライン復旧訓練、応急救護訓練が行われる一方で、56張りものテントブースが並ぶ防災フェアにおいては、わたしたちのデモンストレーションをはじめ、防災用品の紹介や災害時に使用する車両・航空機の展示、VR機器や地震体験車による災害疑似体験コーナー、陸上自衛隊高射学校音楽隊・館山市立館山中学校吹奏楽部による演奏会なども行われました。




「突然襲う危機に車が照らす希望の灯り」

今回のデモンストレーションに使用したのは、プリウスPHEVとクラウンエステートPHEVの2台です。定格1500w対応で車から安全に給電できる「TZ安心給電キット」を使い、複数の電気製品を同時に安全に稼働。移動できる電力供給源であるという給電車ならではのフットワークのよさは、いざという時により活用の幅が広がるという大きなメリットを備えています。被災への対策として用意しておきたい水や食料。それらと同様に、トヨタの給電車は「電気の備蓄」という観点からの安心を担保できます。




「自助が必要なとき そこに頼れる車の存在を」

一般来場者と同様に、訓練に参加した各防災機関の方々も展示・体験が行われているフェアへ数多く訪れました。被災地の支援を行う、あるボランティア団体スタッフの方は、乗用車から電気を得られる事に対して「新しい視点を得られた」とおっしゃっていました。被災後の電源供給といえば、公的機関や各団体主導の大がかりな取り組みという固定観念があり、個人の車で電源確保するという方法は新鮮な驚きだったとのことです。その意味でも、トヨタの給電車による社会貢献への大きな可能性と価値を地道に啓蒙する必要性をあらためて認識させられました。