イベント
教習
2019.09.17
「交通安全&地域貢献プロジェクト@木更津市請西小学校」
千葉県オールトヨタは木更津市の請西小学校で交通安全教室を開催しました。参加したのは5年生84名と6年生75名の合計159名。カースタントチームが自転車や車、歩行者などが関連するさまざまな交通事故を校庭で再現し、児童たちは目の前で次々と発生する交通事故の恐ろしさに声をあげました。また、児童の代表が交通事故の当事者役として一部の演目に参加。感想を発表する場面もあり、命の尊さや交通安全の大切さを身をもって体験しました。
「自転車と自動車の事故再現 違反自転車大集合」
交通事故の恐ろしさを伝えるために、最初に衝突事故再現を行いました。生活道路上にダミー人形を乗せた自転車を置き、30kmで走行する車が衝突。耳をつんざく衝突音の後、自転車とダミー人形がなす術もなく吹き飛びました。リアルな交通事故の迫力に参加児童の皆さんも驚いた様子。この後、児童2名が第一発見者役となり、違反自転車による事故を再現。110番や119番の重要性を確認した後、児童が自転車の違反(両手放し、携帯片手、ヘッドホン、並進、蛇行、逆走)をクイズ形式で当てる時間も設けられ、自発的な意識向上を後押ししました。
「飛び出し自転車と原付バイクの衝突 トラック左折時の自転車巻き込み事故」
次は見通しの悪い交差点での自転車とオートバイの衝突事故と、左折時のトラックの内輪差による自転車巻き込み事故の再現。衝突事故では事故再現の後、スタントマンが正しい走り方を実演。ヘルメットを正しくかぶることの重要性を強調しました。また、自転車の巻き込み事故では、挙手で選ばれた2名の児童が前後タイヤの内輪差を道路脇で体験。児童に見立てたカラーコーンを使って内輪差を解説するなど、ユーモアを織り交ぜて説明しました。2名の児童は異口同音に「怖かった」と語り、交差点での安全な位置を確認。自転車の通行帯を表すナビマークやナビラインの確認も全員で行いました。
「自転車の赤信号無視 通行可の歩道での自転車の衝突事故」
危険な違反の例として自転車の赤信号無視と信号のない横断歩道での歩行者妨害を実演。自転車も車と同じ車両であること、横断歩道はあくまで歩行者優先で、人がいなくてもすぐ止まれる速度に落とさないといけないことを学びました。また、車特有の死角が原因で起こる、信号のある横断歩道での事故を紹介。青信号でも停止する必要があることと、自分の左腕をピラーに見立て、死角を体験しました。最後に自転車通行可の歩道での自転車と車との衝突事故を再現。歩道を自転車で通行する際のルールを説明した他、ドライバーとのアイコンタクトが車との衝突事故を防ぐには有効であることを伝えました。
「木更津市立請西小学校校長・稲村由則先生にお話しを伺いました」
「学校のまわりは車通りが激しいところが多いんですね。信号機がついていないところもあり、常日頃から自分の命は自分で守るようにと交通安全指導を行っています」と稲村先生。子供たちが体験することでリアルに学べると考え、本企画への参加を決めたそうです。「思ったより臨場感のある体験でした。司会の方のテンポが良く、子供たちも飽きずに学ぶことができたと思います」。実際、参加した児童の代表も「自転車のマナーや安全運転の再現など、わかりやすい話をしてくれました。今日教わったことを忘れずに安全に過ごしていきたいと思います」と発表してくれました。