イベント

2023.09.02

防災給電デモンストレーション@我孫子市 川村学園女子大学『第44回九都県市合同防災訓練』会場


千葉県、我孫子市、公益財団法人千葉県消防協会の主催で開かれたこの合同訓練には、県・市のほか、警察、消防、自衛隊、医療関係団体、ボランティア団体など、約100機関の団体が参加。訓練の実演会場となったグラウンドだけにとどまらず、校舎内やキャンパスの至る所にブースが設営され、防災を「見て」「体験して」「学べる」啓発の場に。地震など自然災害の発生そのものを止めることはできませんが、それに備えることの大切さ、また、非常時を乗り越えるための様々な情報を得られる貴重な機会となりました。

「もしものとき 車は日常生活を守る一助に」

 この日、展示したのは、プラグインハイブリッドカー(PHEV)のプリウスと、水素を使って走る燃料電池自動車(FCEV)であるMIRAIの合計2台。今回は、MIRAIで発電した電気を使用し、6台の扇風機と飲料用冷蔵庫、スマートフォンの充電を同時に稼働させるパフォーマンスを実行。PHEV車同様に高い給電能力を有するところを多くの来場者にご覧いただきました。




「地道な活動の継続 社会貢献を第一義に」

展示車両による給電パフォーマンスのほか、MIRAIから給電された冷蔵庫で冷やした飲料の配布や、もしものときの知識や車を避難場所として使用する時の便利グッズ等が記載された「家とクルマの防災BOOK」など様々なツールの配布を行いました。災害時、給電車が被災された方々にもたらす安心感やもしもの時の備えの大切さをご紹介するとともに、2021年に千葉県との間で締結した「災害時における外部給電車両等の貸与に関する協定」をはじめとした、千葉県オールトヨタの日頃からの取り組みをより多くの方にお伝えできたイベントとなりました。







「100年の節目 経験を明日の糧に」

関東大震災から100年の節目となる、この合同訓練の今年のテーマは「続ける備え 積み上げた100年をムダにしない」です。大規模な地震が発生したとの想定で、救助活動やライフラインの応急復旧、救護所の設置運営、けが人の搬送など、決してあってはほしくないことですが、本番さながらに訓練が進められました。近年、大規模な地震が頻発しており、実際にその怖さを体験している方も多いと思われますが、あらためて“そのとき”に備えていただけるようにと、地震体験車やVRによる地震体験室なども設けられました。「続ける備え」「積み上げた知識と経験をムダにしない」。わたしたち千葉県オールトヨタは、蓄積された技術の成果である給電車が果たす役割を伝える活動を続けて参ります。