イベント 教習

2019.11.27

「スケアード・ストレート交通安全教室 @木更津市立南清小学校」

11月27日、木更津市立南清(なんせい)小学校において「スケアード・ストレート交通安全教室」が実施されました。準備段階では、校庭での実車(スタントカー)使用プログラムを行う予定でしたが、この日は前日から降り続くあいにくの雨の影響でグラウンドが使用できず、体育館に場所を移しての開催となりました。それでも、3年生から6年生、総勢、約350名の児童の皆さんの元気な声が体育館内に響き渡り、教室は好評のうちに、滞りなく終了しました。

「スケアード・ストレート(スタントマンによる事故再現)」

「スケアード・ストレート」とは、スタントマンによる交通事故の再現をとおして、その怖さを目の当たりにする体験型の交通教育技法のこと。事故の現実を目の当たりにすることで、それにつながる危険な行為の抑止に効果を発揮し、より深く交通ルールやマナーについて学ぶことができるとされています。今回のイベントでは、特に自転車を使った数々の事故再現が実演されました。はじめのうちこそ子供たちから歓声が上がりましたが、実演が進むに連れて増す緊迫感に、その表情は次第に真剣なものへと変化していきました。

「視覚・聴覚で憶えるリアルな事故の怖さ」

 今年12月改正の道路交通法では、自動車の“ながら運転”等に関する罰則が強化されましたが、自転車による危険行為としても、すでに平成27年の改正において数多くの項目が指定されています。その中から、「スマホや傘を差しながらの片手運転」「ヘッドフォン装着走行」「信号無視」「蛇行運転」「道路右側の逆走」などの違反・危険行為が原因で起こる事故を中心に再現。子供たち自身の目で違反行為を見つけ、考える、クイズスタイルで教室は進行しました。軽い気持ちで犯す違反行為が、いかに大きな危険を招くか、リアリティーを伴って交通安全に対する気付きへと繋がることを願います。



「貴重な体験を今後の糧に」

3つの大きな自動車道を結ぶジャンクションを近隣に抱え、南北に高速道路インターチェンジを有するという環境から、通学路が交通量の多い幹線道路をまたぐ形で存在している南清小学校。その危険性を日頃から気にかけているという校長の小倉敏幸先生は、違反・危険行為が招く事故を子供たちが目と耳に印象的に刻み、且つ、笑いも交えたお芝居形式で心をフォローする独特のイベント構成を評価してくださいました。私たち、千葉県オールトヨタは、こうした交通安全教育とサポカーの普及をとおして、交通社会に生きるすべての人の安全を目指し続けます。